町ネタ東西南北
■ 紙のための紙~引札・レッテル

開催中~3月2日(日)
紙の博物館
南北線西ヶ原駅徒歩7分
一般:300円
TEL:3916-2320
明治・大正期を中心に商業広告として発達した引札やレッテルには、華やかなものユニークなもの、時代を反映したものなどが数多くあります。今回の展示では、紙の博物館所蔵品の中から、引札・チラシなどの広告をはじめレッテル、包装紙など、紙(紙製品)のためにつくられた資料を中心に展示いたします(期間中、展示替があります)。“紙の紙による紙のための紙”の世界をお楽しみください。
■ 生誕120年記念 カリスマ挿絵画家・高畠華宵 少女よ、永久にその良き日を愛せ・・・

高畠華宵・画(仮)「愛し薔薇」便箋表紙絵(昭和初期頃)
開催中~3月30日(日)
弥生美術館(南北線東大前駅徒歩7分)
一般:800円(竹久夢二美術館もご覧いただけます)
TEL:3812-0012
2008年、高畠華宵は生誕120年を迎えます。大正末から昭和初期にかけて一世を風靡した挿絵画家・高畠華宵―。華宵は、新聞や雑誌の表紙・口絵・挿絵、そして便箋表紙絵を舞台に活躍、作品はもちろんのこと彼の存在そのものが日本全国の少年・少女そして若い女性の憧れの的となり、カリスマ性を持った挿絵画家として活躍しました。憂愁の瞳、儚き青春、凛々しき美少年、奥床しき乙女たち・・・甘美で繊細な美しさにおいて比類なきセンスを発揮した華宵の作品は、現代では想像もつかないほど読者の魂に強く深く訴え、多くの人々を魅了したのでした。本展では、「乙女の部屋」「華宵の部屋」の二つのゾーンに分けて展覧、初公開作品を含めた約500点を一挙公開いたします。気品と妖美が交錯し、今なお輝き続ける魅惑の世界をお楽しみください。
■ 夢二と謎の画家・小林かいち展 ~大正ロマンから昭和モダンへ、花開く絵葉書・絵封筒の美~
開催中~3月30日(日)
竹久夢二美術館(南北線東大前駅徒歩7分)
一般:800円(弥生美術館もご覧いただけます)
TEL:5689-0462
近代の日本で流行した絵葉書と絵封筒・・・・・・大正ロマンの画家・竹久夢二に加えて、謎の画家・小林かいちは趣味性と芸術性が高い魅力溢れるデザインを残しました。小林かいちは、大正から昭和初期にかけて、京都さくら井屋で手掛けた鮮烈な色遣いの絵葉書と絵封筒、便箋の意匠が確認されており、アールデコ様式と伝統的な京都の木版画技法が融合した独特の作画に注目が寄せられています。しかしその存在は謎に包まれており、近年ようやく研究が始まったばかりです。そして本展は東京の美術館において、本格的にかいち作品を紹介する初めての展示になります。夢二とかいち、二人が織りなす抒情的な大正ロマンと昭和モダンの美をお楽しみください。
■ 立原道造の世界4 生前未発表詩・物語を中心として【後期】
開催中~3月23日(日)
立原道造記念館(南北線東大前駅徒歩7分)
一般:400円(立原道造記念館、弥生美術館、竹久夢二美術館の3館共通券1,100円)
TEL:5684-8780
立原道造(1914-39年)は、青春の憧れと悲哀を音楽性豊かな口語で謳いあげ、『四季』[第2次]を主な舞台として作品を発表し、生前に2冊のソネット詩集『萱草に寄す』『暁と夕の詩』を刊行するなど、詩人として活躍しました。また、将来を嘱望された建築家でもあり、東大建築学科在学中は、辰野賞を3年連続受賞し、浅間山麓に構想した芸術家コロニイや、小住宅・ヒアシンスハウスなどの設計思想は、今日まで語り継がれています。展では、『立原道造全集』第2巻(2007年12月10日筑摩書房)収録の作品から、夭折のため未完となった第3詩集『優しき歌』に、立原が収録しようとしていたと推測される詩稿群、および、同時期作の生前未発表詩(主に新収録詩)・物語の草稿を中心とし、書簡・絵画・書籍等の初公開を含む関連資料を展観することによって、立原の世界を顕彰します。
■ 開館30周年記念展II 工芸の力―21世紀の展望
開催中~2月17日(日)
東京国立近代美術館 工芸館(東西線竹橋駅1b出口より徒歩8分)
一般:300円
TEL:5777-8600(ハローダイヤル)
現代の工芸は、長い歴史と伝統をふまえつつも、時代や社会の変化、さらには既存の造形芸術の影響を受けながら、工芸としての自立と拡張を目指して発展してきました。陶、ガラス、染織、漆、金属などの、いわゆる工芸の素材を出発点とした、その素材でしかつくり出すことができない造形世界を生み出す活動は、工芸の本質をあらためて問うとともに、さまざまな造形分野からも高い関心が寄せられています。こうした工芸的なアプローチによる造形手法を「工芸的造形」と呼びますが、近年その活動はこれまでの工芸や美術の枠ではくくることのできない、その中間的な領域の作品を生み出し、新たな世界を構築しつつあります。それはまさに「工芸の力」であり、広い意味での現代美術を読み解くひとつのキーワードとして、これからの造形の世界でさらに注目されていくと思われます。開館30周年を迎えた記念展IIでは、こうした新しい造形を生み出す14名の作家の活動を通して21世紀の工芸世界を展望するとともに、その造形世界の魅力を紹介します。
■ 陽明文庫創立70周年記念特別展「宮廷のみやび―近衛家1000年の名宝」

開催中~2月24日(日)
東京国立博物館 平成館(上野公園)
一般:1400円
TEL:5777-8600(ハローダイヤル)
陽明文庫は、昭和13年(1938)に時の首相近衛文麿(近衛家29代当主)が設立したもので、近衛家が宮廷文化の中心として護り伝えてきた貴重な文書や宝物を収蔵しています。その所蔵品は各所で公開されてきましたが、このたび陽明文庫創立70周年を記念し、20万点にもおよぶその所蔵品の全貌を俯瞰するはじめての展覧会を開催いたします。藤原道長自筆の日記である「御堂関白記」(国宝)、名筆の集大成である「大手鑑」(国宝)、美麗な舶来の唐紙に和漢朗詠集を書写した「倭漢桙」宮廷文化の第一人者である家熙の作品などを、一堂に集めてご覧いただけるまたとない機会です。みやびな公家文化の世界をぜひご堪能ください。
国宝 倭漢抄 下巻 (部分) 伝藤原行成筆
平安時代・11世紀 京都・陽明文庫蔵
■ 東京大学創立130周年記念事業展示『異星の踏査―「アポロ」から「はやぶさ」へ』

開催中~2月8日(金)
東京大学総合研究博物館(南北線「東大前」駅より徒歩15分)
無料
TEL:5841-8451
「私たちが研究を行っている惑星科学という分野は、太陽系における天体の様子や生い立ちを調べることで、なぜ私たちは地球に住んでいるのか、という根本的な問いに答えようとする学問です。(略) 私たちは、こうした惑星科学に関する最先端の成果を世に示すために、本展示企画:『異星の踏査―「アポロ」から「はやぶさ」へ』展を企画しました。私たちが目指したこと、それは本物の科学に内在する圧倒的な現実感(リアリティ)の体現です。例えば膨大な量の探査データや信じられないほどの高解像度画像を、そのまま加工せずに提示すること。これは「人類がこれまでに得たデータ量はCDにして100万枚以上です」、などと説明するよりも、遥かにリアリティを持つのではないでしょうか。また人類が月に行き、さらに無人探査機が彗星の標本を取得しているということを最も端的に示すために、それぞれ本物の標本を展示しました。アポロ宇宙飛行士が持ち帰った月の石と、スターダスト探査機が獲得した彗星の塵が同時に展示されるのは、初めてのことだそうです。(本館准教授 固体惑星科学宮本英昭『異星の踏査―「アポロ」から「はやぶさ」へ』展についてより)」
■ ルーブル美術館展 フランス宮廷の美

「マリー・アントワネットの旅行用携行品入れ」1787-88年(C)Photo RMN -(C)Jean-GillesBerizzi/distributed by DNPAC
開催中~4月6日(日)
東京都美術館(上野公園)
一般:2000円
TEL:3823-6921
18世紀のフランス宮廷では、歴代で最も洗練された文化が花開きました。ルイ15世の寵愛を受けたポンパドゥール夫人やルイ16世の妃マリー・アントワネットら、美を愛する女性たちがサロンを彩り、ロココや新古典主義などの芸術様式が展開します。宮廷人が特注した装身具や調度品には、高価な材料と高い技術が惜しみなく用いられ、フランスの美術工芸はここにひとつの頂点を極めたといわれています。宮廷で使われた品々の多くはフランス革命によって失われましたが、ルーヴル美術館には貴重なコレクションが残されています。本展ではそのアントワネットの趣味が色濃く表れた私室の書き物机、旅行用携行品入れなど、多くが日本初公開です。2008年新春の「華麗なるルーヴル展」にどうぞご期待下さい。
■ 没後50年 横山大観――新たなる伝説へ

開催中~3月3日(月)
国立新美術館(千代田線「乃木坂」駅6出口(美術館直結))
一般:1,400円
TEL:5777-8600(ハローダイヤル)
近代日本画壇のゆるぎない巨匠、横山大観(1868~1958)は、東京美術学校(現・東京藝術大学)の第1回生として入学して以来、明治から大正、昭和の戦前戦後を通じて活躍を続けました。やまと絵、琳派、水墨画などに学び、自らの絵画世界を築いて数々の名作を生み出しました。本展は、大観の没後50年を飾るにふさわしく、初期から晩年までの代表作を集めて展示するほか、海外からの里帰り作品などもまじえ、大観芸術を一望し、現在の視点から見直す格好の機会となるでしょう。

