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北の手マダム御用達 ほっぺの落ちそ~な スイーツ特集

スイーツ、それは幸せの代名詞。誕生日やクリスマス、家族のティータイム、友人とのお...

スイーツ、それは幸せの代名詞。誕生日やクリスマス、家族のティータイム、友人とのおしゃべり、がんばった自分へのご褒美に、おいしいスイーツが笑顔と幸せを運んでくれます。
今回ご紹介するスイーツは、ご近所の皆さんにとっては馴染みの味ばかりでしょう。でも、もしまだ行ったことがないお店があるなら、ぜひ一度足を運んでみてください。どのお店も凛と背筋の伸びたパティシエが日夜研究を重ね、真心を込めて作っています。きっとお気に入りの味が見つかることでしょう。
(取材・文・写真 岡村 杏子)

アルプス洋菓子店アルプス洋菓子店
写真は七五三時のショーケースディスプレイの様子、クリスマスにはショートデコレーション(生クリームorチョコ)、バタークリームデコレーション(生クリームorチョコ)、ベル型ケーキ、薪型ケーキを販売する予定。12月初旬より予約開始
モカロール 1切れ 260円(税込)

アルプス洋菓子店 「ケーキと言えばアルプス」とばかり、駒込っ子には言わずと知れた老舗。今は3代目の太田泰崇シェフが店を束ねる。太田シェフは大学で工学部機械科専攻という一風変わった経歴を持ち、大学卒業後、国内とヨーロッパ合わせて約7年、寝食惜しんで(しかし各地の旨いモノは食べ歩き)修行したという逸材。
 さて、この太田シェフが作るケーキは、力強く、そして繊細。創業時からの定番「モカロール」は、ベルベットのようにキメ細かいスポンジに香り高くコクのあるモカバタークリームがきっちり巻かれ、緻密な仕事ぶりが目にも明らかだ。「添加物や香料を使わず素材そのものの味を大事にしたい」という信条からカフェエッセンスまでも手作りしている。ともかく、食べてみてほしい。よそでは決して味わえない、上質で芯の強いアルプスの味がある。

アルプス洋菓子店 アルプス洋菓子店・豊・駒込3-2-8
・TEL:3917-2627
・営業時間 10時~20時
・定休日 火曜日
・喫茶室あり


ル・プティ・ボヌール■ ル・プティ・ボヌール
今年のクリスマスケーキは6種類の予定だが、2品だけ先にお披露目。ノエル・ショコラ(左)は、定番人気の蒸し焼きショコラをX'mas風にアレンジ。ビュッシュ・マロン(右)は、米粉を使ったロール生地にクラッシュマロン入りのマロンクリームがたっぷり
シュー・パリジェンヌ 230円(税込)

ル・プティ・ボヌール フランス語で「ちいさな幸せ」を店の名前にしたル・プティ・ボヌール。その名の通り、「食べる人の幸せを思い、素材を生かした素直においしいお菓子を作る」という姿勢は、約1年半前のオープンからまったく変わっていない。素材にこだわったケーキと焼き菓子のほか、国産小麦を100%使用して白神こだま酵母で作る無添加ナチュラルパンにも熱心なファンが多い。
 アーモンドが香ばしくパリッとした食感のシュー皮に、天然バニラビーンズが利いた特製カスタードクリームがたっぷりと詰まったシュー・パリジェンヌは、同店の一番人気。阿部いずみシェフは、「素材の味を生かすため、余計なものを入れすぎないこと」を心がけているという。しっかりと焼きこまれた皮とやわらかいクリームの対比が舌を喜ばせる。手に持っても崩れにくく、手や口を汚さずに食べやすいので町歩きの友にも最適。

ル・プティ・ボヌール ル・プティ・ボヌール・北・中里1-11-4
・TEL:3824-2655
・営業時間 10時半~20時(土日祝は19時まで)
・定休日 月曜日
・喫茶室なし
http://komagome-okasiya-lpb.cocolog-nifty.com/blog/


フレンチパウンドハウス■ フレンチパウンドハウス
 写真はクリスマスに発売予定のケーキ、左から、和栗のモンブラン、ノエル・ビッシュフレーズ キャフェ・オ・ロム。いずれも21cm(7名分)。そのほかにも数種類登場する予定とか
苺のショートケーキ・ルージュ 578円(税込)

フレンチパウンドハウス 巣鴨駅北口から徒歩5分ほどの閑静な住宅街(大和郷)にあるフレンチパウンドハウス。オープンテラスがあり、天気の良い日は最高に気持ちがいい。また、自然光がふんだんに射し込む店内は明るく開放感に満ちている。季節ごとに変わるディスプレイも魅力で、12月初旬からはお店全体がクリスマスムードに包まれる。
 一番人気は、苺のショートケーキ・ルージュ。苺の果汁を加えたメレンゲを生クリームと合わせ、香りづけ程度のリキュールを使っている。ふんわりと優しいスポンジ、さらりとした口溶けの生クリーム、香り豊かな苺ビュレスが思わず頬をゆるませる。お酒不使用のショートケーキ・プランも人気だ。
「ケーキ、サービス、雰囲気、すべてに喜んでいただけるお店を目指しています」と店長の山根佑子さん。

フレンチパウンドハウス フレンチパウンドハウス・豊・巣鴨1-4-4
・TEL:3944-2108
・営業時間 10時~20時
・無休(年末年始は休業)
・喫茶室あり
http://www.frenchpoundhouse.com/


パティスリー・ラプロ■ パティスリー・ラプロ
クリスマスケーキは、写真左のケーキ(生クリームのシャンティフレーズ)のほかに、チョコ、キルシュ、フルーツのロールケーキを発売予定。4号サイズ(4~6人用)で、2,310円~、予約締切は12月20日
ミルフィーユ 357円(税込)

パティスリー・ラプロ 約7年前に開店したパティスリー・ラプロ。オーナーシェフの小田宗孝さんとパティシエの奥様裕子さん、ふたりで厨房に立つ。ちなみに店名のラプロはフランス語で子ウサギの意味。ふたりとも卯年だからと命名したそうだ。まだ地元の人以外あまり知られていない穴場的な存在だが、シンプルかつ華やかなケーキづくりと温かい接客で確実にファンをつかんでいる。
 今回紹介するのは、ミルフィーユ。お砂糖をかけて両面しっかりと焼いていあるパイに、軽めのカスタードと生クリームがサンドしてある。香りづけに少し加えられたオレンジリキュールがパイの香ばしさとクリームの甘さを引き立てる。一般に食べにくいと評されるミルフィーユだが、パイがしっかり焼いてあるからナイフですーっと切れて口に運びやすい。甘すぎず、甘さを抑えすぎていないところがいい。


パティスリー・ラプロ パティスリー・ラプロ・北・田端3-8-2
・TEL:3827-8508
・営業時間 10時~20時
・定休日 火曜日(12月は31日まで営業)
・喫茶室なし


カド■ カド
写真右はクリスマス恒例の「ビュッシュ・ド・ノエル」サイズは大・中・小・ミニの4種類。12月1日~15日予約受付(完全予約制)。ほかに、幸福のシンボルとされるきのこをかtどったきのこ籠のケーキ「ハニエ・ド・シャンピニオン」も例年大好評だ

カド カドの創業は1960年。創業者の高田壮一郎氏は、まだ自由渡航が許されていない時代に留学生としてフランスに渡りパリの店で修行したという(店名は修行先である今はなき名店CADOTに由来)。そして、帰国後に開いたのが現在の店だ。以来、カドのお菓子は川端康成や三島由紀夫など多くの文士にも愛されてきた。
 今回紹介するのは、毎月、店の人気ランキング上位に必ず登場するモンブラン。フランス産の栗で作られたコクのあるマロンクリームと、舌の上ですーっと溶ける上質のバタークリームのバランスが見事。甘すぎず軽すぎないビスケット台との相性も抜群で、しっかりとした味だが、決して重くないのだ。「新しい感覚のお菓子も作っていくが、その一方でヨーロッパ古典菓子の伝統的な味もきちんと残していきたい」と話すのは2代目となる高田夏生氏

カド カド・北・西ヶ原1-49-3
・TEL:3910-6241
・営業時間 9時~20時
・無休
・喫茶室あり


ストレル■ ストレル
写真左は、カカオの魅力を存分に楽しめる人気のチョコレートケーキ「ショコラクリスマス」(2,700円)。右は、風味豊かなジョコント生地と、ブルーベリージュレ、甘みの少ないレアチーズケーキをベースにした「ホワイトクリスマス」(2,800円)。小物クリスマスケーキ各種あり
クレーム・ド・マロン 420円(税込)

ストレル ストレルは、東京タワーと同じ昭和33年生まれのお店。オーナーシェフの長谷川崇志さんは戦後、独学でケーキ作りを始めたという。崇志さんは今も現役で厨房に立ち、パティシエで娘さんの関根のり子さんと一緒にケーキを作り続けている。上品で繊細な味は開業当時から変わらず、親子3世代でファンというお客さんも多い。
 エクレールやモンブランといった定番品も不動の人気だが、今回は秋冬限定(10月~翌2月頃)のクレーム・ド・マロンを紹介したい。トップに飾られている和栗の下は、上からマロンムース、ショコラ生地、ブラリネのムース、アーモンド主体のショコント、チョコレートと5層になっていて、それらが口の中で混ざり合うと非常に複雑で豊かな風味が口いっぱいに広がる。子供向きのケーキとは一線を画した、上質な大人のスイーツの風格があり、昼下がりの静かなひととき、あるいは夕食後をともに過ごしたい味だ。

ストレル ストレル・文・千駄木5-50-4(都立駒込病院斜め向かい)
・TEL:3828-0615
・営業時間 10時~19時(日祝は18時まで)
・定休日 木曜日、不定休あり
・喫茶室あり